小説 第8話 魔女の慟哭 陽が傾き始め、辺りが赤に染まる。今の時期は陽が長いため、まだしばらくは明るいが、あと一時間もすれば周囲は闇に包まれるだろう。リアとネンコはそうなる前に火を起こそうと、木の枝や落ち葉を集めていた。結構な量を集めた後、ネンコは言った。 ... 2022.07.03 小説
小説 第7話 ネズミの王 意気揚々と旅を始めたリアとネンコの二人だったが、しばらくしてネンコが突然歩みを止めた。 「勢いで歩いてはみたものの、どうしようか?」 「えー……」 ネンコの言葉に、リアは足から力が抜けそうになる。彼が意気揚々と歩き始めた... 2022.07.03 小説