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第5話 ドワーフの村にて

人間……にしては背格好が低い、ずんぐりとした身体つきの二人の男が、手にした戦斧で激しい打ち合いを繰り広げていた。お互い殺気の篭った一撃を振るっているが、獲物の刃の部分は丈夫な布で覆われており、相手を傷つけないよう配慮されている。そして、周...
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第4話 エルフの村にて

村の守り神として崇められている巨大な神木を前に、愛を誓い合う一組の男女がいた。どちらもため息が出るほどの美しい容姿だが、人間に比べて耳が大きく、尖っている。そして、そのことは彼らの取り巻きにも言えた。彼らはエルフだ。エルフは妖精に近い種族...
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第3話 夜の街にて

王都キングス・ガーデンの寂れた通りをふらつきながら歩く冒険者風の男の姿があった。そのおぼつかない足取りから、かなりの量の酒を飲んでいることが窺える。随分と夜は更けており、周囲に人気はない。空は曇っており月は出ていないが、道端に等間隔に並ぶ...
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第2話 冒険者の酒場にて

―――英雄の国 邪神殺しの王アンデル・パラミオンを筆頭に、剣聖リグ・ラーハルト、真の騎士ラミアス・エリオットといった名だたる英雄たちを擁するここミスタリア王国は人々からそう呼ばれている。また、莫大な財宝の眠る遺跡や恐ろしい魔物の闊歩...
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いろんな冒険者たちが頑張って世界を救う話

駆け出しから英雄まで様々な冒険者たちの活躍を綴った物語です。冒険者たちの様々なシチュエーションよる冒険譚をご覧ください。 駆け出しから英雄まで様々な冒険者たちの活躍を綴った物語です。彼(彼女)たちの様々なシチュエーションよる冒険譚を...
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第1話 地獄の裂け目にて

「その儀式をやめろ!」 若い男の怒号が広い室内に響き渡る。しかし、それに反発するかのように禍々しい祈りの声はより一層激しさを増した。 ここは「地獄の門」と呼ばれる十の階層からなる迷宮の最下層。ごつごつした赤褐色の岩肌が露わな部...
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とりあえず小説を書いてみた話1

前回のあらすじストレスが溜まってきたから、小説を書くよ(*'▽')コチラ そう決意を固めたものの、何から手を付けていいのか分かりません。そこでWebで調べてみたのですが……。 なんかたくさん出てきた(´・ω・) Goog...
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40歳を過ぎたので小説を書こうと考えた話

40歳を過ぎて仕事に疲れてきたので、気晴らしに小説を書いてみようと考えた時の話です。
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4.帰郷

川谷は病室のベッドの上から惚けたように外を眺めていた。少しだけ開いた窓からは心地良い風が吹き抜けてくる。雲ひとつない快晴で、公園の芝生で遊ぶ子供たちや、のんびりとくつろぐ大人たちの姿が見てとれた。心安らぐ昼下がりの光景であるが、それを眺め...
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3.救出

その日の深夜。件の廃工場から30mほど離れた場所に相良と花城の姿があった。二人は背の高い草の茂みに身を隠し、工場の様子を伺っている。周囲に灯りは全くないため、色濃い闇が支配していた。そのため、持参した懐中電灯を消した後は相良にはほとんど何...